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正しかった決断
出会いはとても重要だ。迂闊にそれを求めようとすると、決まってばちの悪い別れ方をする。これは男女の恋愛だけでは無く、一般での話。
仕事、学校、身内、友達の紹介、突発等…出会いには星程選択肢がある。それはつまりその機を作ろうと思えば誰でもいとも簡単に作れてしまうと言う事だ。
最近はその手段も増え、会わずともメールのやり取りだけで知り合い以上の関係になる事も可能なんだとか。別段それは手段の一つなだけで今回の議題では無いが。
私自身最近、バンド内でメンバーを増やしたく、ギタリストの方と知り合いになった。 始めは全くそんな気など無く、別件でお付き合いをさせてもらっていたが、その方と幾度か接するうち人間性と他人に対する思いやりなどが長けている、それに伴い順応性のあるギタリストだと言う事が解りました。そんな時自分は何と幸運だと思わずにはいられない。探そうにもなかなかいない人材。併せて素性や性格に粗が見えない。
無論、私のバンドに入って欲しいと頼み、今日という日に会いました。話す内相手が音楽に何を思い、そしてどんなサウンドが好きなのか、朧気ながら解りつつも、さりげなくこちらの真意や希望も伝えました。
ランチを取りながら小一時間。団欒なんだけど、一抹の不安が過ぎりました。それは相手が果たして私を気に入ってくれるかだ!こちらは相手をバンドメンバーとして適役かを見定めていたけれど、相手としたら初めて私の希望を聞いたわけで、人間性など知らないに等しい。幾ら必死に口上を垂れても解るわけが無いだろう。なんせ私ですら相手の上面を知るのに、数回の会合が要ったのに。
案の定相手の答えは再考。そりゃそうだろう。考えれば当然の結果。私は加入が必然な話し方に対し、相手は先ずはゼロから私の想いを聞くことからスタート。基礎が違った。
いや、しかしこれでいい。安直に返答されて、後で後悔や辞退はこちらとしても痛い。相手の選択は正しい。そして私が浅はか。
相手の胸には2歳の子供がいました。可愛くて、大切にされている。それを目の当たりにした瞬間、少し私の心が冷えました。何故なら、
ああ、この方には大切な人がたくさんいるんだろう。そんな人からあまり時間は奪えない…と感じたから…
2006/12/9| kawauchi |
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